豊胸のベラジェルのポイント
- ベラジェルとは韓国製の豊胸用シリコン
- 柔らかさを特徴としているが、やはりシリコンバッグであることに変わりない
- 現在人体に影響を及ぼすシリコン材料を使用しているとのことで調査が行われている
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豊胸のベラジェルとは？
最近豊胸でベラジェルという製品がでています。
ベラジェルとは韓国製のシリコンバッグのことです。
ベラジェルの特徴として
従来のシリコンバッグよりも
柔らかいシリコンとなっているようです。
その結果は触った感じが
より柔らかい触り心地になると言われてるようです。
これまでシリコンパックといえば
アメリカ製やヨーロッパ製のバッグが
日本では多く使用されてきました。
シリコンバッグは一般的には
触った感じがどうしても固くなります。
ベラジェルこの柔らかさを追求した
シリコンパックのようです。
ベラジェル豊胸は韓国でどうなの？
ベラジェルというシリコンバッグの製品は
韓国で生産されています。
韓国本国ではこのベラジェルがどのように
使用しされているでしょうか？
実は2020年11月4日に
ベラジェルには人体に不適切な
シリコン材料が使用されていた
ということが韓国のメディアによって
報道されました。
現在人体に不適切なシリコン剤について
調査が行われているようです。
このため韓国のクリニックでも
真実が明らかになるまでは
ベラジェルの使用を控えて始めているようです。
柔らかさを追求したゆえに
従来とは違ったシリコン材料を
使用しているのかもしれません。
いずれにしても真相はまだ不明です。
韓国メディアの報道以外にも
ベラジェルは大前提として
シリコンバッグという異物であることに
変わりはありません。
柔らかさを追求しても
やはり触り心地は脂肪注入などに比べると硬いのです。
そしてシリコンバッグ特有の問題として
柔らかさゆえにバストにに入れた時に
シワになりやすく、
パンと張った感じにはなりにくいと
言われています。
豊胸のベラジェルとモティバの違いは？
豊胸に対して長く使用されている
シリコンパックの一つとして
「モティバ」という製品があります。
アメリカ製で FDA （米国食品医薬品局）の
認可を受けています。
柔らかさよりも見た目の自然さを追求した
シリコンバックと言われています。
他のシリコンバッグに比べると
中身の充填率がしっかりしています。
その分触った感じやや固く感じられます。
モティバとベラジェルは
それぞれ柔らかさを求めるのか
見た目の自然さを求めるのかで
異なるわけです。
しかしいずれにしてもシリコンパックという
体にはもともとない
異物を使っていることには
大前提として変わりありません。
被膜拘縮（ひまくこうしゅく）や
変形、破裂、破損、ダブルバブル、
リップリングなど
シリコンに伴う合併症が当然ありますし、
10年ごとに入れ替えにはならないという
一般的なシリコンのリスクに関しては
どちらも同じです。
ベラジェル豊胸は日本ではどうなの？
ベラジェルが日本で使われるようになって
まだ長い年月は経過していません。
したがって長期的なデータもありません。
したがって取り扱っているクリニックは
まだ多くはありません。
ベラジェル豊胸の値段は？
日本でシリコンパック豊胸を受けると
およそ50万円から80万円ぐらいに
なることが多いようです。
一方でベラジェルはまだ製品として新しく
より柔らかさを追求した
シリコンバックという付加価値ゆえに
およそ100万円から150万円ぐらいに
なるところが多いようです。
しかし柔らかさを追求したとはいえ
やはりシリコンジェルであることは変わりません。
本当の柔らかさせてさを求めるのであれば
100万円から200万円であれば
コンデンスリッチ脂肪注入を行うことができます。
自分の組織である脂肪であれば
当然やわらいバストになります。
ベラジェル豊胸のモニターはあるの？
ベラジェルシリコンバッグ豊胸は
まだまだ新しい治療です。
それゆえにモニターによって
ビフォーアフターの写真を
募集しているクリニックがあると思います。
モニター制度を利用することで
治療費用を割り引いてもらえることができます。
ベラジェル豊胸手術をお得に受けたい方は
モニターを募集しているクリニックを
探すと良いでしょう。
ベラジェル豊胸はいいのか？悪いのか？
ルーチェクリニックでは
コンデンスリッチ脂肪注入を推奨しています。
従ってベラジェル豊胸をお勧めしていません。
柔らかさを追求した
シリコンということではありますが
やはりシリコンに変わりありません。
徐々に被膜拘縮が進行して硬くなり、
見た目の変形も起きているくるリスクが
必ずあります。
それ以外にもたくさんリスクがあるので
何か起こるたびにシリコンが原因なのかな？
と心配になります。
そしてなんといっても2020年11月に
韓国メディアが報道した
人体に適さないシリコンパックを使用しているという
報告から、今後長期的に
何が起きるか分からないという
決定的な不安要素があります。
また最近では全世界的に
シリコンバッグによってリンパ腫という腫瘍が
稀ではあるが起こり得ることが報告され
全世界的に調査されています。
こういった意味では
柔らかさを追求したとしても
シリコンバッグのリスクが
伴うことには変わりありません。
豊胸のベラジェルのまとめ
ベラジェルは柔らかさを追求した
韓国製のシリコンバッグです。
柔らかく、そしてとにかく
大きくバストアップしたいという方には
ベラジェルがよいと言えるかもしれません。
しかし、シリコンバックは
シリコンのふちが見えてしまったり
シリコンに起こりうるリスクが伴うことは
間違いありません。
自然に見せたいのか
効果を長持ちしたいのか
とにかく大きくしたいのか
それによって豊胸の手術方法の選択肢は
変わります。
できるだけ自然で
効果を長持ちさせて欲しいという方は
脂肪注入がお勧めです。
ルーチェクリニックでは
より効果が長持ちする
コンデンスリッチ脂肪注入をお勧めしていますので
ベラジェル豊胸はおこなっておりません。
メリット・デメリットのバランスを考えながら
豊胸手術を検討しましょう。
記事著者
このページは医療に関わる専門的な内容になっていますそのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、
日本形成外科学会（JSPRS）専門医、日本美容外科学会（JSAPS）正会員を有するルーチェクリニック医師陣が監修・著者をし制作しております。
記事著者医師：加藤晴之輔
総院長略歴
- 岐阜大学医学部卒
- 東京大学大学院医学博士
- 医療法人社団光美会 理事長
- ルーチェクリニック 総院長
- 自治医科大学形成外科非常勤講師
代表的な資格
- 日本形成外科学会専門医 専門医一覧
- 日本美容外科学会正会員 名医を探そう
- 日本美容外科学会評議員 評議員一覧
- 国際美容外科学会正会員 Find a surgeon
- 日本再生医療学会会員
- アメリカ形成外科学会正会員
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