アートメイクとは、専用の針と色素を使用し皮膚に染色していく治療です。タトゥーと近いイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、全く違う治療です。アートメイクとタトゥーの違いについてご紹介します。
<深さ>
いちばんの違いは色素が入る深さです。
人間の皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下組織」で構成されています。
アートメイクは、表皮~真皮上層部に入ります。
タトゥーは真皮下層部に入ります。
<持続性>
アートメイクは表皮~真皮上層部に入るため肌のターンオーバーとともに少しずつ薄くなります。そのため定期的なメンテナンスが必要となります。
タトゥーは真皮下層部の深い部分に入るためターンオーバーの影響を受けずにそのまま定着続けます。
<リスク>
アートメイクもタトゥーも針を使って肌に染色技術は同じです。
タトゥーの方が深く入るため、皮膚弾力性が低下し硬くなったり、ケロイドのようになる可能性があります。医療機関ではない施設で行われいる場合、衛生面の管理が不十分のために感染症のリスクが高まります。
<麻酔>
アートメイクとタトゥーでは麻酔の方法の変わります。麻酔は医療機関でないと使用できません。医療機関でタトゥーをしている施設はほぼないため麻酔を使用していた場合は違法となります。
<色素>
アートメイクやタトゥーで使用される色素には、色の変色を防ぐため金属がに含まれています。タトゥーで使用している色素の方が金属の量が多いことが一般的です。
金属の量が多いと問題になるのがMRI検査です。アートメイクの色素で使用されている金属の量はかなり微量のためMRIが可能です。含まれる金属量が多いと、磁気に反応し火傷を起こすリスクがあります。
アートメイクの色素にも様々な種類がありクリニックにより使用している色素は異なりますので、MRIについてはカウンセリングでよく確認していただくとよいでしょう。
《まとめ》
アートメイクとタトゥーは皮膚に色素が入るという点は同じですが、全く違う治療です。アートメイクにご興味のある方はまずはカウンセリングにご来院ください。お待ちしております。
このブログの著者
新井りさ
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新井梨紗 アートメイクNs (@ns_arairisa) / Twitter
経歴・資格
2010年 正看護師免許証取得
2010年 病棟・手術室
2013年 美容皮膚科
2016年 ルーチェクリニック
資格
- 正看護師
- Biotouch permanent make up course ディプロマ取得