脂肪注入は定着しないの?ポイント
- 脂肪注入は適切な方法で行えば、高率で定着し長持ちする
- 顔や豊胸で脂肪注入する
- コンデンスリッチ脂肪注入+スクリューインジェクターによる細かく丁寧な注入が大事
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脂肪注入の定着率とは?
脂肪注入とは自分のいらない脂肪を脂肪吸引で吸引し、
それを必要な部分に注入する手術です。
脂肪吸引でいらないところから脂肪をとる、とは
例えばぽっこりしたお腹であったり、
わき腹やウエスト腰回り、二の腕、太もものところから
いらない脂肪を脂肪吸引で吸い取ります。
吸ったところは細くなります。
そして必要なところに脂肪注入する、とは
例えばほうれい線であればほうれい線に
脂肪注入することでほうれい線がなくなります。
額やこめかみに脂肪注入すれば、
丸いおでこになりますし、
胸に入れればバストアップとなります。
お尻に注入すればヒップアップとなって
プリッとしたお尻となります。
このように脂肪注入とは、
吸引したところは細くなり、
注入したところは大きくなるといった
一石二鳥のリサイクル治療です。
ところがここで大きな問題となるのは定着率です。
脂肪注入は、一部吸収されてなくなってしまいます。
どれだけ吸収されないで残るか、これが定着率です。
脂肪注入はどんな方法でもいいというわけではないのです。
適切な方法で行わなければ
吸収されてほとんどなくなってしまいます。
しっかりとした方法で行えば、
かなり高い確率で残って半永久で効果が持続します。
すなわちバストアップした状態で持続するわけです。
では脂肪注入で定着しなかった、、
となってしまうその原因、
そうならない対策をご説明しますね。
コンデンスリッチ脂肪注入を行う
脂肪吸引をして、そのまま注入しても
脂肪は吸収されてなくなってしまいます。
そこで最もお勧めの方法が
コンデンスリッチ脂肪注入という方法です。
吸引した脂肪には、
血液や体液、麻酔薬など不純物が
1/3から半分ほど混ざっています。
これらの血液や麻酔薬などは
吸収されて完全になくなってしまいます。
つまりバストが一瞬大きくなっても
すぐ戻ってしまうわけです。
なのでまず不純物を取り除くために、
遠心分離という不純物除去を行います。
不純物を取り除き、
脂肪を濃縮して注入する、
これがコンデンスリッチ脂肪注入法です。
コンデンスリッチ脂肪注入を行うことで
飛躍的に定着率が高まります。
このコンデンスリッチ脂肪注入法は
専用の遠心分離機、
そして専用のシリンジと言って、
脂肪を回収する注射器が必要となります。
専用のシリンジは安全のため、
一回きりの使い捨ての医療器具です。
これ以外の方法ですと
フィルターや茶こしを用いる方法などがありますが、
どれも十分に不純物を除去することができませんし、
操作が不潔になるものもあります。
コンデンスリッチ法が最高の
不純物除去、脂肪濃縮の方法です。
スクリューインジェクターでひも状に細かく注入する
コンデンスリッチ脂肪注入法だけを行えば
定着率は高まるか、というと
実はそれだけではありません。
コンデンスリッチ脂肪注入だけではなく、
脂肪を注入する時も適切な注入方法でなければ、
やはり定着率が下がります。
とても大事なことは、
コンデンスリッチ法によって濃縮された脂肪を
細かく丁寧に注入するということです。
絶対にしてはいけないことは、
一箇所に大量に注入する方法です。
定着率は激減します。
合併症リスクが一気に高まります。
一箇所に大量に脂肪を注入するのではなく、
細かく細かく丁寧に散らしながら
入れていくことがポイントです。
その時にスクリューインジェクターという
専用の機械を使いながら
ひも状に細かく細かく注入することが
定着率を飛躍的に高め、
合併症を限りなくゼロにする方法です。
続けて部位別のポイントもお伝えしますね。
脂肪注入は定着しない?顔の場合
お顔の場合、主にこめかみや額、ほうれい線、
目の下のクマ、マリオネットライン、ゴルゴライン、
頬のこけた部分などに脂肪注入することが多いです。
脂肪注入が定着するかどうかは
血流が良いかどうかというのが
ひとつの大事なポイントとなります。
顔は血管が非常に多く、血流が良い部位です。
体の他に比べても血流が良いところですので、
脂肪が定着しやすいです。
顔ではほとんど吸収されません。
合併症も少なく結果が出やすい部位です。
また顔に必要な注入量も多くはないので
定着率が高いです。
豊胸の脂肪注入は定着しないの?
豊胸のための脂肪注入の場合はどうでしょうか。
バストアップのための脂肪注入は
注入する脂肪量が多いです。
1カップを大きくするためには
約100ccの脂肪が必要です。
結論から言うと豊胸でも
ちゃんと行えば定着率は高いです。
しかし高い定着率を得るには先ほど述べたような、
コンデンスリッチ脂肪注入を行う、
ひも状に細かく丁寧に注入する、
ということが絶対に必要となります。
これらの処理や技術なくして
脂肪の定着は望めません。
この方法やらないで
少量ずつちょっとずつ注入するや
たくさん注入してマッサージするなど
は全く意味がありません。
適切な技術、方法が必要とされるのが
バストアップのための脂肪注入です。
脂肪注入は定着しないの?まとめ
脂肪注入はコンデンスリッチ脂肪注入や
スクリューインジェクターを用いて
ひも状の丁寧な注入を行えば高い定着率を得られます。
そして定着した脂肪は効果が半永久に持続します。
ヒアルロン酸注射のようになくなってしまったり、
シリコンのように異物が入るわけではありません。
自分自身の組織でバストアップできる、
とても良い治療です。
定着率を高めるちゃんとした治療を
行っているクリニックを選びましょう。
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記事著者
このページは医療に関わる専門的な内容になっていますそのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、
日本形成外科学会(JSPRS)専門医、日本美容外科学会(JSAPS)正会員を有するルーチェクリニック医師陣が監修・著者をし制作しております。
記事著者医師:加藤晴之輔
総院長略歴
- 岐阜大学医学部卒
- 東京大学大学院医学博士
- 医療法人社団光美会 理事長
- ルーチェクリニック 総院長
- 自治医科大学形成外科非常勤講師
代表的な資格
- 日本形成外科学会専門医 専門医一覧
- 日本美容外科学会正会員 名医を探そう
- 日本美容外科学会評議員 評議員一覧
- 国際美容外科学会正会員 Find a surgeon
- 日本再生医療学会会員
- アメリカ形成外科学会正会員
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