くまを消す方法
クマを消す方法にはいくつかあります。その中で美容医療での治療をご紹介しましょう。クマを消す方法は代表的な治療法ですと。以下のものがあります。
- クマのレーザー
- コラーゲン注射
- PRP注射
- 成長因子注射
- ヒアルロン酸注射
- 脂肪注入
- 脱脂術
- 切らない脱脂術+ヒアルロン酸注射
- 切らない脱脂術+成長因子
- 切らない脱脂術+コンデンスリッチ脂肪注入
それぞれのメリットデメリットをみてみましょう
クマのレーザー
くま治療レーザーがあります。メリットとしては、注射や手術ではないので、こわさが少ないといえます。デメリットとしては、現時点ではまだまだ注射や手術に比べると効果がおとる点です。まだまだレーザーですべてを解決できるレベルには至っていません。
目の下くまのコラーゲン注射
最近ですとベビーコラーゲンなどが有名ですね。注射なのでお気軽にできる点がメリットです。注射直後から効果もわかります。デメリットとしては、納得いかないないときに溶かせない点です。ヒアルロン酸注射ですと、ヒアルロン酸をとかす注射があるので、その注射をすればすぐに元に戻ります。しかしコラーゲン注射の場合そういったものがないので待つしかありません。注入してもらうときに失敗しないことが大切です。また、コラーゲンは白いので、浅いところに注射してしまうと白く浮いて目立ってしまいます。これも注射する医師の技術によることころがありますね。
PRP注射
PRPとは、Plate Rich Plasmaの略です。自分の血液を採血します。そこからお肌にいい成分を抽出してクマのくぼみに注射します。メリットとしては自分自身の血液から良い成分を取り出すので、アレルギーの心配がないので安心です。デメリットとしては、他の治療に比べると腫れが出る点です。血液から抽出した成分の中にはいいものほとんどですが、中にはむくみを引き起こす炎症成分も入っています。結果には影響しませんが、ダウンタイムがあります。また、個人差が大きく効くひともいれば効かない人もいる、効果が持続する人もいればすぐになくなる人もいる等、治療効果にばらつきがあります。値段が高い割には思いのほか持たなかった、といったことも聞くのでそれらを改善するために、成長因子を混ぜて注射する方法などもあります。
成長因子注射
成長因子とは、自分自身の細胞を増やす、活性化させるお薬です。成長因子はもともと私たちの体に存在しているたんぱく質です。けがをするとじくじく染み出しがありますよね。あのしみだしの中にも成長因子ははいっており、ケガを治すように、細胞に活性化を促しています。これを人工的につくってお薬にしているものがあり、これを目の下のクマに注射します。目の下の皮下組織や脂肪組織が増えて自分自身の細胞でくぼみを改善します。何か異物をいれる、という方法とは異なり、自分の組織を増やすので安心です。デメリットとしては、PRPと同じで治療効果に個人差がある点です。数回の治療で安定させる必要があります。
ヒアルロン酸注射
最もよく行われているクマ治療と言えます。注射なのでお手軽にできますし、直後から効果がわかります。ヒアルロン酸注射のメリットとしては、万が一満足いかない場合は、ヒアルロン酸を溶かす注射を打てばすぐに元に戻ります。もちろん失敗しないように注射してもらうことが大前提ですが、そういった保険があることは安心材料です。また、最近は厚生労働省認可のヒアルロン酸製剤がでており、1年や1年半、長いものですと2年以上もつものもあり、以前ほど何度も注射しないといけない、ということはなくなりました。個人差もほとんどなく、どの方でも安定して効果の持続が期待できます。デメリットとしては、ヒアルロン酸注射だけですべてのクマを綺麗にできるわけではない点です。目の下のふくらみが強いケースでは、ヒアルロン酸をいれすぎてしまうとかえってパンパンな印象になり、不自然になります。適度な注入量が大切です。また、ヒアルロン酸は透明なので、青クマは治すことができません。あくまでくぼみを平らにする、黒クマの改善がメインです。
脂肪注入
自分のお腹や太もも内側など、いらない脂肪を吸引し、その脂肪を目の下のくぼみに注入します。デメリットとしては、1時間もかかりませんが手術となります。基本的には静脈麻酔といって眠る麻酔を行うので、寝ている間に治療は終わります。なので痛いとか怖いとかは記憶に残りません。また、脂肪は注射でいれるので、お顔のどこかを切ったり縫ったりなどはありません。メリットは何といっても効果の持続期間です。半永久です。ダイエットをしてもなかなか脂肪は減りませんよね。。。注入した脂肪も同じで、自分の脂肪なので定着した脂肪は一生そこで生きていき、効果を持続してくれます。
脱脂術、切らない脱脂術
脱脂術とは「脂肪」を「脱出」させる、すなわち取り出すので脱脂術といいます。皮膚を切らないので切らない脱脂術ともいいます。古典的な方法は皮膚を切ってそこから脂肪を脱出させていたのですが、お顔の表面に傷を作りたくないので、皮膚ではなくまぶたの裏の粘膜から脂肪を取り出して除去します。目の下がふくらんでいる場合のクマに適応です。なぜかといいますと、ふくらみの原因は脂肪だからです。皮膚たるみもありますが、ほとんどはその奥ある脂肪が前の方に飛び出してくるからです。すごみのある俳優さんや政治家のかたの目元を見ると、目の下がふくらんでいますね。あのように目の下がふくらんでいる場合は、ふくらみをとる「切らない脱脂術」をしたほうがよいでしょう。
切らない脱脂術+成長因子注射、ヒアルロン酸注射、脂肪注入
脱脂術との組み合わせ治療です。なぜ組み合わせ治療が必要かというと、目の下のクマに悩む多くの方が目の下の「ふくらみ」と「くぼみ」の両方があるからです。ふくらみは切らない脱脂術で治します。くぼみは成長因子注射やヒアルロン酸注射、脂肪注入で治します。どちらか片方だけですと、もちろん治療前よりははるかに良くなるわけですが、なんとなくまだクマが気になるなという感じになります。せっかくするならしっかり治したい、そういた時は両方治す方がよいでしょう。ふくらみとくぼみが両方ある場合、一番良いのは同時に治療することですが、どちらかだけならまずはふくらみを治します。切らない脱脂術ですね。最初にふくらみをなおせば、くぼみの治療は必要最小ですみます。ふくらみをとってから日にちをあけてひつようならくぼみを治す、というように段階をふんでも問題ありません。
くま治療まとめ
目の下のクマの治療にはいくつかの種類がありました。結局自分はどれがあっているの?とわからなくなってしまったかもしれません。ですがそれだけ選択肢が沢山あり、今の状態や患者様の骨格に合った治療法が選択できるとも言えます。どの治療法があっているのかは、やはりお医者にみてもらい、理想のイメージやご予定などを一緒に相談しながら決めていくとよいですね。
記事著者
このページは医療に関わる専門的な内容になっていますそのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、
日本形成外科学会(JSPRS)専門医、日本美容外科学会(JSAPS)正会員を有するルーチェクリニック医師陣が監修・著者をし制作しております。
記事著者医師:加藤晴之輔
総院長略歴
- 岐阜大学医学部卒
- 東京大学大学院医学博士
- 医療法人社団光美会 理事長
- ルーチェクリニック 総院長
- 自治医科大学形成外科非常勤講師
代表的な資格
- 日本形成外科学会専門医 専門医一覧
- 日本美容外科学会正会員 名医を探そう
- 日本美容外科学会評議員 評議員一覧
- 国際美容外科学会正会員 Find a surgeon
- 日本再生医療学会会員
- アメリカ形成外科学会正会員
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