ピコレーザーで
タトゥー除去が消えないことはありません。
通常のタトゥーであれば
消えないことはありません。
ピコレーザーデータで
タトゥーが消えない場合は、
次の2通りが考えられます。
ピコレーザーによるタトゥー除去で、
消えない場合その1
インクがプラスチック等の異物でできている
ピコレーザーによるタトゥー除去で
タトゥーが消えない場合、
インクがプラスチックの場合があります。
タトゥーのインクというのは金属からできています。
ピコレーザーを照射すると、
金属がレーザーによって破壊され、
タトゥーが消えていきます。
しかし、プラスチックは
レーザーに反応しません。
従ってインクが
プラスチックによってできている場合、
ピコレーザーでも
その他都合上にすることはできません。
ピコレーザーによるタトゥー除去で消えない場合その2
本当は消えるのに消えないように感じてしまう
本当は消える途中であるのに消えないように
感じてしまうということがよくあります。
具体的に一つ一つ見てみましょう。
ピコレーザーでタトゥーが消えない理由1)
必要な回数を十分に伝えられていない
例えば、濃いタトゥーを消す時に
本当は20回レーザーの症状が必要なのに、
先生から10回で取れますと言われた場合、
10回レーザーを照射した後でも、まだ色は残っています。
しかし、最初に先生から10回で取れるよ
と言われてしまったがために、
ピコレーザーでもまタトゥーが取れないと思ってしまうわけです。
しかし、実際はさらに10回必要で、そこからピコレーザーを照射すれば、
もっと取れるはずなのにもう取れないのかと諦めてしまう。
このようなことがよくあります。
色が濃いタトゥー盛り上がりがある
タトゥー刺青などはピコレーザーの力を使っても
回数が想像以上に多くかかることがあります。
このような場合、さらにピコレーザーでタトゥーを消していきましょう。
ピコレーザーでタトゥーは消えない理由2
ピコレーザーでもパワーの弱いピコレーザーではタトゥーを取りきれない
ピコレーザーでタトゥー除去を行う上で、
最も大切なことのひとつは、
ピコレーザーのマックスパワーが高いことです。
ピコレーザーといっても様々な種類のピコレーザーが存在します。
ここで大切なのは、 ピコレーザーのマックスパワーが
高ければ高いほど、インクを破壊することができ、
より綺麗にタトゥーを取ることができます。
例えば、 二つのピコレーザーがあったとして、
一つのピコレーザーはパワーが弱い。
もうひとつのピコレーザーはパワーが強い。
この場合、パワーが強いピコレーザーの方が
より綺麗にタトゥーを消すことができます。
タトゥー除去に使われるピコレーザーが、
パワーの強いものかどうかを確認する必要があります。
ルーチェクリニックで使用しているピコレーザーは、
エンライトン III と言って、マックスパワーが最強なイコライザーです。
これによって、より綺麗にタトゥーを取ることができます。
ピコレーザーなのにタトゥーが 消えない。
これはピコレーザーのマックスパワーが弱いからかもしれません。
ピコレーザーでタトゥーが消えない理由3
ピコレーザーと言っているが、 波長の一つが古いタイプのなのレーザーのことがある
ルーチェクリニックが使用しているピコレーザーは、
エンライトン III と言って、
3パターンのレーザーを発射することができます。
この3パターンすべてが、ピコレーザーです。
しかし、 機械の種類によっては、 2パターンはピコレーザーですが。
1パターンは古いタイプのナノレーザーなことがあります。
また1パターンはピコレーザーですが、
2パターンは古いタイプのナノレーザーといったこともあります。
このような場合、 ピコレーザーのパターンで照射した場合は
綺麗に取れますが、古いタイプのナノレーザーで打った部分は、
タトゥーが消えないで、残ってしまうということがあります。
全てのパターンが、ピコレーザーになっているかどうかを
確認する必要があります。
古いタイプのナノ秒レーザーで、 タトゥーが消えなくなってしまった場合は、
そこからピコレーザーを照射してあげれば、
タトゥーを消すことができます。
変化がなくなってきた場合は、 ピコレーザーに切り替えましょう。
ピコレーザーでタトゥーが消えない理由4
形が残っていても実は色素沈着の場合
ピコレーザーでタトゥーを消してもなんとなく形が残っている。
そのような場合、色素沈着の可能性があります。
色素沈着とは インクではなくメラニンが溜まっている状態です。
夏になると太陽の光で日焼けをしますよね。
レーザーも光なので、 タトゥーを消すレーザーの光で
肌が日焼けを起こすことがあります。
色素沈着を切ると、タトゥーの形でもやっと茶色くなります。
この色素沈着はピコレーザートーニングをしたり、
クリームで落とすことができます。
タトゥー除去を行うモードでピコレーザーを照射するのではなく、
シミやくすみ取りに近いモードでピコレーザーを照射する。
またはクリームだと思っていて、
方法を変えて治療していくことが大切です。
ピコレーザーでタトゥーが消えない理由 5
タトゥーを入れた時の傷跡の形で盛り上がっている
ピコレーザーでタトゥーを消してもなんとなく形が残っている。
この場合のもう一つの可能性として、
タトゥーを入れた時の傷跡が残っている可能性があります。
タトゥーは針や機械で入れていきます。
このタトゥーを入れる行為自体が傷跡を作ってしまいます。
場合によってはその傷跡は盛り上がってしまいます。
特にスジボリタトゥーの縁取りの部分などは、
色がとても濃く入っていることが多く、
指で触ってみると盛り上がっていることが多いです。
この盛り上がった部分のタトゥーの色は消すことは出来るのですが、
盛り上がりはピコレーザーで消すことはできません。
この盛り上がりを直したい場合は、 注射が必要となります。
ピコレーザーでタトゥーが消えない場合のまとめ
タトゥーや刺青は基本的にはピコレーザーで消すことができます。
しかし、 想定よりも治療回数がかかったり、
色素沈着や傷跡の盛り上がりのために
タトゥーが消えないように見ることがあります。
トレジャーで縦置きしていくその経過で、
しっかりと先生に状況を見てもらっていきましょう。
記事著者
このページは医療に関わる専門的な内容になっています。
そのため、
医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、
日本形成外科学会(JSPRS)専門医、
日本美容外科学会(JSAPS)正会員を有する
ルーチェクリニック医師陣が著者・監修し制作しております。
記事著者・総監修医師:加藤晴之輔
<総院長略歴>
- 岐阜大学医学部卒
- 東京大学大学院医学博士
- 医療法人社団光美会 理事長
- ルーチェクリニック 総院長
- 自治医科大学形成外科非常勤講師
<代表的な資格>
- 日本形成外科学会専門医 専門医一覧
- 日本美容外科学会正会員 名医を探そう
- 日本美容外科学会評議員 評議員一覧
- 国際美容外科学会正会員 Find a surgeon
- 日本再生医療学会会員
- アメリカ形成外科学会正会員
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