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ピコレーザーに家庭用は存在しない

ピコレーザーと名の付いた製品を最近通販で買うことができるようです。

しかしピコレーザーには家庭用というものは存在しません

詳しく 説明します。

 

ピコレーザーはクリニックで使用するもの

本当のピコレーザーはクリニックで使用するものです。

クリニックで医師または医師の監督のもと、

看護師など免許のある人のみがピコレーザーを使うことができます

医療の資格がない人はピコレーザーを使用することができません。

したがってエステサロンでもピコレーザーを使用することはできません。

また、 タトゥーを入れるショップの店員さんも

タトゥーを消すためにピコレーザーを使用することできません。

本物のピコレーザーは医療機器だからです。

 

ピコレーザーは医療機器

医療機器とは 法律によって 条件を満たした機械になります。

医療の機械ですから、人の肌に影響を及ぼすものになります。

そのため、法律で厳しく制限されているわけです。

本物のピコレーザーは、 厳しい臨床治験を通して有効性や安全性が

確認されています。

この厳しい審査の 結果を基に厚生労働省が承認したものが

医療機器となります。

なので、本物のピコレーザーというものは、

クリニックで使用されることになります。

 

肌・タトゥー・ボディの悩みは②

 

ピコレーザーは 家庭用に販売できない

このように本物のピコレーザーは医療機器になるので、

家庭用に販売することができません。

ピコレーザーは 様々なものを治療することができます。

例えばシミ取りやくすみ取り、肝斑治療

毛穴やニキビ跡の改善、タトゥーを消すことができます。

これらはすべて人の皮膚に関わるものであり、

適切に当てれば綺麗に撮ることができますが、

人にの肌にレーザーをあてる分、間違って使ってしまうと

かえって肌にダメージが入ってしまいます。

適切なエネルギーでレーザーを当てるには比較的な知識が必要です。

なので、医学的な知識を必要とする。

ピコレーザーは誰でも買えるような通販サイトでは

得ることができませんし、当然家庭用というものは存在しません。

 

家庭用のピコレーザーとは何か

このようなことから、通販で買える家庭用のピコレーザーは

本物のピコレーザーとは言えません。

だとすると通販サイトのピコレーザーとは一体何でしょうか。

これは家庭用のエステ商品でよく見られることなのですが、

美容クリニックで流行っているレザーの名前を使用して、

ピコレーザーという名前をつけただけの商品に過ぎません。

実際にはピコレーザーは出ていないと 考えられます。

実際にそれらしい光のようなものが出るようですが、

実際はクリニックで行われる

レーザー治療のような効果は認められません。

効果がとても弱いのか、何も変化が起きないでしょう。

場合によっては逆にお肌のトラブルの元になってしまうかもしれません。

 

肌・タトゥー・ボディの悩みは③

 

家庭用のエステ機器にはこのようなものが多い

レーザーの名前を付けた商品は他にも見られます。

美容クリニックで行われているようなレーザーの名前をつけることで、

あたかも家庭でクリニックと同じような

レーザー治療をセルフで行えるような誤った印象を与えてしまいます。

名前が同じだとしても、家庭用でセルフで行うようなものでは

クリニックと同じ効果は得られません。

それどころかお肌トラブルの元になってしまうかもしれないので、

購入することは控えましょう。

特に中国や東南アジアなどの海外輸入製品は

このような傾向が強いように見受けられます。

 

家庭用ピコレーザーはどのようなものがあるか

尾西にインターネットで調べてみるとピコレーザーの家庭用製品は

ペンタイプのものであることが多いようです。

本物のピコレーザーは 洗濯機ぐらいの大きさです。

ピコレーザーを発射するには、

非常に大きなエネルギーを必要とします。

レーザーの機械の中には特殊な金属の結晶が入っていて

ここに強い電力をかけることでレーザーが発射されます。

またレーザーの種類波長が違うことを意味していますが

レーザーの種類も いくつかあり、

本物のピコレーザーはこのレーザーの種類を打ち分けることができます。

これらの非常に難しい高度な技術を

ペンタイプの小さなもので出すことはできません。

 

肌・タトゥー・ボディの悩みは④

 

ピコレーザーの家庭用の説明動画もあるようです

ピコレーザーの家庭用の説明動画を見てみますと、

クリニックで行うようにゴーグルを付けて

第三者がレーザーを照射するようです。

本来のピコレーザーもゴーグルをつけて目を保護して

レーザーを照射します。

このあたりは本物のピコレーザーの処置と同じような雰囲気を

作り出すようですが、

実際レーザーが発射されている様子を見ると単なる光としか言えません。

すなわち、部屋の電気のような

蛍光灯のような非常に曖昧な光と言えます。

レーザーというのは、光の中の 特定の波長を抽出し、

それを発射しています。

実際の動画のようなものではレーザーとは言い難いです。

効果が感じられないため目にエネルギーをあげたり強くしてみたり

また近づけて照射するなどすることで

かえって 肌に跡が残ってしまうような障害もあるかもしれません。

本当のピコレーザーを 使用しているクリニックからすると

このようなものを安易に使わないことを強くお勧めします。

 

ピコレーザーの家庭用製品のまとめ

ピコレーザーに家庭用というものは存在しません。

通販サイトでピコレーザーというクリニックでできる

治療のレーザー名をただ商品名として付けているだけです。

同じ効果は決して得られませんし、逆にお肌トラブルの元になります。

ピコレーザーはクリニックで。 受けましょう。

 

記事著者

このページは医療に関わる専門的な内容になっています。

そのため、

医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、

日本形成外科学会(JSPRS)専門医、

日本美容外科学会(JSAPS)正会員を有する

ルーチェクリニック医師陣が著者・監修し制作しております。

記事著者・総監修医師:加藤晴之輔

 

<総院長略歴>

  • 岐阜大学医学部卒
  • 東京大学大学院医学博士
  • 医療法人社団光美会 理事長
  • ルーチェクリニック 総院長
  • 自治医科大学形成外科非常勤講師

 

<代表的な資格>

 

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