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ピコレーザーとハイドロキノンの組み合わせってどうなの?

ピコレーザーに合わせると良い クリーム、

例えばハイドロキノンなどは組み合わせ治療としては

相性の良いものです。それらを解説致します。

 

ピコレーザーでシミ取りくすみ取りができる

ピコレーザーは美肌治療ができる最新のレーザーです。

代表的なものは好きな三つです。

 

・シミ取り

・肝斑くすみとり

・毛穴ニキビ跡

 

この中でやはり最も需要が高いものはシミ取りやくすみ取りです。

ピコレーザーは 照射モードを切り替えることで

シミ取り治療やくすみ取り治療が可能になります。

これまでの古いレーザーに比べて

より綺麗により早く、また適用の幅が広くなって

これらの治療をすることができるようになりました。

 

ピコレーザーと 塗り薬を使うことでより効果が高まる

ピコレーザーでシミ取り屋くすみ取りをした時に塗り薬を

一緒に使うことでその治療効果がより高まります。

塗り薬には いくつかの種類がありますが

代表的なものは以下のものです。

 

・ハイドロキノン

・ルミキシル

・トレチノイン

・トラネキサム酸

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

ピコレーザー ハイドロキノン②

 

ピコレーザーとハイドロキノン

 

ハイドロキノンとは

ハイドロキノンとは 、メラニンが新しくできないように

押さえ込んでくれる効果があるクリームです。

メラニンは、皮膚のなかでチロシンという物質から作られます。

チロシンはチロシナーゼという酵素によって

メラニンに変化します。

チロシナーゼはハイドロキノンによって

阻害すなわち働かななくなります。

チロシナーゼが働かないのでメラニンは作られません。

このようなメカニズムでハイドロキノンは

メラニンが新たにできないように防いでくれます。

ハイドロキノンはシミ治療やくすみ治療などで広く使われてきました。

 

ピコ レーザーとハイドロキノンの 組み合わせ

ピコレーザーと ハイドロキノンを 組合せるタイミングは

大きく二つあります。

一つはシミ取り治療の後です。

ピコレーザーでシミ取りをするとかさぶたがつきます。

このかさぶたは1週間程度ですべて剥がれ落ちます。

剥がれたところはシミが取れて綺麗になります。

しかしピコレーザーをしてかさぶたが取れた後、

約1ヶ月程度で日本人の約50%は

色素沈着と言って茶色になることがあります。

この茶色みを炎症後色素沈着と言います。

シミ取りの後にハイドロキノンを塗っておくと

しみ取り後の色素沈着を予防することができます。

ハイドロキノンを塗っていても色素沈着が出てしまうことがありますが

ハイドロキノン塗ることで早く色素沈着が取れていきます。

もう一つはくすみや肝斑治療をする時に

ピコレーザーでピコレーザートーニングを行い、

同時にハイドロキノンを使用していきます。

ピコレーザートーニングでくすみや肝斑を治療していきながら

自宅のホームケアとしてハイドロキノンを使用します。

このようにクリニックでのピコレーザートーニングと

自宅でのハイドロキノンによるホームケアで

くすみや肝斑がより早く改善します。

 

ハイドロキノンで注意すること

ハイドロキノンはたくさん塗りすぎてしまうと

お肌への刺激性が出てしまいます。

早くキレイになりたいためにたっぷり塗ってしまう、

何度もたくさん塗ってしまう、

そのような場合、ハイドロキノンの刺激によって赤みが出たり

ムズムズ痒くなったりすることがあります。

もしこのような症状が出た場合は、

一旦お薬を中止し、再開する時は

ハイドロキノンを塗る量や回数を減らしましょう。

 

ピコレーザー ハイドロキノン③

 

ピコレーザーとルミキシルの組み合わせ

 

ルミキシルとは

ルミキシルとは簡単に言うと刺激性がなくなったハイドロキノンです。

ハイドロキノンはたくさんぬりすぎるとお肌への刺激性がありました。

この刺激性を可能な限り少なくしたものがルミキシルです。

要はハイドロキノンの進化版です。

 

ピコレーザーとルミキシル

ルミキシルとはハイドロキノンの進化版です。

刺激が少なくなったハイドロキノンのと考えて良いです。

なので使用方法はハイドロキノンと同じです。

 

・シミ取りの後の色素沈着の予防や改善

・肝斑やくすみ取り治療で行うピコレーザートーニング

 

クリニックで行うと同時に自宅でのホームケアとして

ルミキシルを併用することで治療効果が高まります。

 

ピコレーザーとトレチノインの組み合わせ

 

トレチノインとは

トレチノインとはビタミンAの仲間です。

トレチノインには様々な種類があり

レチノイン酸、オールトランスレチノイン酸、トレチノイン酸

などがあります。

どれもお肌のターンオーバーを促します。

お肌のターンオーバーすなわち代謝、入れ替わりが早まることで

メラニンが古い角質と共に洗い出されていきます。

 

ピコレーザーとトレチノイン

トレチノインは単独で使われることはあまりありません。

多くの場合ハイドロキノンやルミキシルと一緒に併用します。

トレチノインとハイドロキノンの組み合わせで

ピコレーザーとともに使う場合は主にシミ取り治療の後です。

レーザーでシミ取りをするとかさぶたが取れた後に

色素沈着が起きる可能性があります。

この時にハイドロキノンを使うことで

色素沈着の改善や予防を行いますが、

さらにトレチノインを加えることでよりその効果が高まります。

 

ピコレーザーと トラネキサム酸の組み合わせ

トラネキサム酸とは

トラネキサム酸とは間接的にメラニンができないように

抑えてくれる美白のお薬です。

飲み薬のタイプや塗り薬のタイプがあります。

トラネキサム酸とは本来炎症を抑えてくれる成分です。

特にくすみは肝斑は、目に見えない微弱な炎症が原因です。

トラネキサム酸を飲んだり塗ったりすることで

紫外線によるお肌のミクロの炎症を抑えることができます。

その結果、炎症によって作られてしまうメラニンができなくなります。

こうすることでお肌のくすみや肝斑を改善します。

 

ピコレーザーと トラネキサム酸

トラネキサム酸とピコレーザーを組み合わせる場合

ピコレーザーでくすみ取りや肝斑治療を行うべきです。

くすみ取りや肝斑治療する場合はピコレーザーで

ピコレーザートーニングを行います。

クリニックでピコレーザートーニングを行い

ご自宅でトラネキサム酸のクリームを塗ったり飲んだりすることで

ピコレーザートーニングと治療効果がぐっと高まります。

 

ピコレーザー ハイドロキノン④

 

ピコレーザーとハイドロキノンの組み合わせのまとめ

これらは単独でもシミ取りやくすみ取りなどの

美肌治療に効果がありますが

ハイドロキノンや、それ以外のクリーム塗り薬を一緒に行うことで

治療効果がさらに高まります。

このようなコンビネーション治療することで

美白美肌により近ずきますので

ピコレーザー治療をするときは是非一緒に使っていきましょう。

記事著者

このページは医療に関わる専門的な内容になっています。

そのため、

医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、

日本形成外科学会(JSPRS)専門医、

日本美容外科学会(JSAPS)正会員を有する

ルーチェクリニック医師陣が著者・監修し制作しております。

記事著者・総監修医師:加藤晴之輔

 

<総院長略歴>

  • 岐阜大学医学部卒
  • 東京大学大学院医学博士
  • 医療法人社団光美会 理事長
  • ルーチェクリニック 総院長
  • 自治医科大学形成外科非常勤講師

 

<代表的な資格>

 

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