婦人科形成に限ったことではありませんが、美容整形において
「症例写真」は重要な意味を持ちます。整形手術は、一般的な
手術とは異なり、多くの場合「外見を整えること」を目的として
受けることになります。このため、見た目で分かる変化が必要と
なるのです。そしてその「見た目の変化」がわかりやすいものと
して挙げられるのが、いわゆる「ビフォア・アフター写真」でしょう。
しかし婦人科形成においては、
これはなかなか難しい問題をはらんでいます。
今回は、「婦人科形成と症例写真」を取り上げて、
現在の状況をお話ししましょう。
婦人科形成手術の症例写真はこちらです。↓
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「症例写真」が持つ意味について考える~手術を決める際の重要な要素になる
「症例写真」は、非常に大切なものです。
- 一重まぶたがコンプレックスだから、二重まぶたにするための手術を受けたい
- バストサイズをアップさせたい
- 脂肪吸引手術をして、お腹周りをすっきりさせたい
と考える人にとって、
「先に手術を受けた人たちがどれくらい変化したのか」
を知るための症例写真はとても重要な参考資料になります。
「思っていたよりも変化がなさそう」
「この金額でこれくらいならば、
もう少しお金を貯めてからの方がいいかも」
「コンプレックスがすっきり解消されそうだから、
今すぐに手術を受けたい」
などのように、症例写真を見て、
今後自分がどのようにしていこうかと決める人もいるでしょう。
そのため、当クリニックを含めて、さまざまな美容クリニックでは
「手術前の写真と手術後の写真」を並べて、
整形手術による変化を紹介するようにしています。
もちろんこれらの写真の掲載にあたってはクリニック側は
患者様の許可を得ていますし、手術と関係のない部位は出さなかったり
目の部分を黒抜きにしたりしてプライバシーにも配慮しています。
このように、「症例写真」と「美容整形術」は、
切っても切り離せない関係にあるのです。
「婦人科形成」の分野ではまた話が異なる
しかし、これほどに大事な「症例写真」も、
「婦人科形成」の分野においてはちょっと様子が変わってきます。
婦人科形成の症例写真を見たいと考える人は、
インターネットをまわっているうちに、
「どこにも婦人科形成の症例写真がない」
「婦人科形成の症例写真が見れない」
「婦人科形成の症例写真は、ビフォアもなければアフターもない」
と気づくでしょう。
実際、当クリニックにおいても、婦人科形成の写真は載せていません。
このため、ほかの分野での施術とは異なり、婦人科形成においては
「ほかの人はどうだったかがわからなくて不安」
「前に手術を受けた人がいるはずなのに、状態がわからない」
という悩む人もいることでしょう。
しかしこれは、婦人科形成の持つ特殊性を鑑みれば、
仕方のないことだといえます。
次の項目からは、「なぜ婦人科形成の症例写真がないのか」
について解説していきます。
婦人科形成はあまりにもデリケートな分野である
婦人科形成は、ほかの整形箇所に比べてあまりにもデリケートな
部位を扱うことになります。
体のなかでもっともプライベートな部分であるため、
たとえプライバシーの保護がきちんとされた状況であったとしても、
インターネット上に長く残り続けることを嫌う人は多いといえます。
このようなことから、明確に、「許可がとりにくいこともあり、
うちのクリニックでは婦人科形成の症例写真は一切掲載しない。
掲載する症例写真は、シミやシワとりのようなものに限られる」
としているクリニックもあります。
非常に扱いが難しい、
とてもデリケートな分野であるがゆえの話だといえるでしょう。
なお、少し詳しい人ならば、
「厚生労働省が、クリニックなどでビフォア・アフター写真を
載せることを禁じるという検討会を開いた。これが原因ではないか」
と考えるかもしれません。
これは2017年の10月25日に開かれたものではありますが、
「ビフォア・アフターの写真を載せることを全面的に禁止する」
という性質のものではありません。
ここで禁じられたのは、誘因性のあるものや、
虚偽や誇大な表現が含まれていたりすることです。
このため、きちんと治療内容や値段の表記をすれば、
この規制にはあたらないとされています。
婦人科形成の変化を知るためにはどうすればよいか
では、婦人科形成の変化を知るためにはどうしたらよいのでしょうか。
「婦人科形成」という呼び方は、「女性器形成」の別名です。
そのため、「女性器 症例写真」で画像検索をすることで、
婦人科形成の変化の手がかりをつかむことができます。
もっともこれは、「婦人科形成のビフォア・アフター画像」
ではありますが、
「自分が受けようとしているクリニックの婦人科形成の写真」
ではない場合が多いことでしょう。
なお、「どのような手術方法をとるのかを知りたい」ということで
症例写真を探しているのであれば、
わかりやすく解説された図解(絵)を参考にすることをおすすめします。
「受けようと思っているクリニックがあるが、
その婦人科形成がどのようなものか知りたい」
「どのように変化するかを聞きたい」ということであれば、
受けようとしているクリニックの医師にしっかりと相談してください。
小さな疑問点でも構いませんし、
作りたいデザインがあるのであればそれを相談するのも有効です。
婦人科形成は、
取り扱いがとても難しい部位にアプローチしていくものです。
そのため症例写真の取り扱いは少なくなります。
ただ、もっとも重要なのは、「自分が作りたい形」にすることです。
この目的を達成するために必要なのは、
やはり、明確なイメージと担当医師との連携なのです。
婦人科形成統括医師・著者医師
略歴
2005年 筑波大学医学部卒業
2007年 東京大学形成外科
2014年 日本医科大学形成外科 助教
2017年 日本医科大学形成外科 講師
2019年 ルーチェクリニック銀座院
資格
東京大学大学院医学博士
日本形成外科学会専門医
日本創傷治癒学会 評議員
日本創傷外科学会 学会誌編集委員
担当医師
佐野 仁美
堀口 舞
記事監修
このページは医療に関わる専門的な内容になっています。
そのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、
日本形成外科学会(JSPRS)専門医、
日本美容外科学会(JSAPS)正会員を
有するルーチェクリニック医師陣が監修し制作しております。
記事総監修医師:加藤晴之輔
総院長略歴
- 岐阜大学医学部卒
- 東京大学大学院医学博士
- 医療法人社団光美会 理事長
- ルーチェクリニック 総院長
- 自治医科大学形成外科非常勤講師
代表的な資格
- 日本形成外科学会専門医 専門医一覧
- 日本美容外科学会正会員 名医を探そう
- 日本美容外科学会評議員 評議員一覧
- 国際美容外科学会正会員 Find a surgeon
- 日本再生医療学会会員
- アメリカ形成外科学会正会員
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