豊胸脂肪移植における3つのポイント
- 脂肪豊胸とは医学的に脂肪組織を移植して豊胸する手術
- 脂肪細胞を採取して不純物を取り除き、生きたまま定着するように注入することが重要
- 脂肪豊胸は注入脂肪の要点を抑えて、合併症などを最小限に抑えることで定着率を高くできる
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豊胸脂肪移植について
豊胸手術には種類があり、以下のように大きく3つの方法に分けられます。
- シリコンバッグ豊胸手術
- ヒアルロン酸豊胸手術
- 脂肪注入豊胸手術
上記の方法はバストアップのための手術方法や胸に入れる成分や素材等がことなります。
まずシリコンバッグ豊胸は人工のシリコン製バッグを胸の中に挿入します。
次にヒアルロン酸豊胸の場合はもともと人の体内にもある保水力にすぐれた成分であるヒアルロン酸を注入する方法です。
最後の脂肪注入豊胸手術は、自分の身体にある脂肪を吸い上げて、あらためて胸に注入する手術法です。
この3つの手術方法にはそれぞれ特徴がありますが、脂肪注入豊胸の大きな特徴は自分自身の体内にある脂肪を移植する点があげられます。
シリコンバッグやヒアルロン酸の成分は製品化されており、注入するバッグや成分は必要に応じて用意することが可能で、脂肪注入豊胸手術は自身の体内にある脂肪を使用する点が大きな違いとなっております。
では脂肪注入豊胸においては身体のどの部分から脂肪を採取するかといいますと、お腹や太ももなどの比較的脂肪が多い身体の部位から採取します。
この自分自身の脂肪を採取して、あらためて自分の身体の別の場所に注入し直すことを、
医学的な用語で”脂肪組織移植”
といいます。
脂肪を身体の別の場所に移植することを脂肪移植といいますが、例えば心臓を移植する場合には心臓移植と呼びます。
ただ脂肪の移植といっても心臓移植と同等の高度な医療技術や医学的な理論が必要となります。
単純に採取した脂肪を入れ直すだけでは豊胸は上手くいかないため、しっかりと移植した脂肪が胸のなかで定着率を高めるための身体の複雑なメカニズムや適切な医療機器の知識や経験が必要となります。
現代の医学でも定着率を維持することは限界があるため、脂肪注入豊胸についての要点をしっかり抑えておく必要があります。
豊胸脂肪移植の脂肪採取における大切な点
ここでは豊胸脂肪移植における大切な点に関してご説明させていただきます。
脂肪移植は患者さま自身の脂肪を採取して、採取した自分の脂肪を胸に入れ直しますが、脂肪を身体のどこかから採取する必要があります。
具体的な部位としては、お腹や太ももなど身体のなかでも脂肪が多い部位から脂肪吸引により採取します。
この脂肪吸引での採取時に、脂肪細胞を生きたままの状態で採取できるかどうかがまずは重要なポイントになります。
移植する場合に脂肪が生きている状態である必要がありますが、生きている脂肪は顕微鏡で見たときは、たらこを切った断面のような状態に見えます。
拡大してみると、つぶつぶが集合している状態がわかりますが、生きた脂肪細胞とはまさにひとつひとつの脂肪細胞の集合体になります。
脂肪細胞はひとつの粒状になっていますが、イクラの粒のように脂肪が膜で覆われてパンパンに膨らんだ状態の水風船のような状態になっています。
ですので、脂肪吸引では掃除機を使用するように無理に脂肪を吸い込んで採取するため、その過程である程度の脂肪は破壊されて無くなってしまいます。
まさにイクラの粒や水風船が外部からのつよい刺激によって割れてしまうようなイメージに近いです。
ですので、皮下脂肪を除去するために使用されるベイザー脂肪吸引のような特殊レーザーで吸引した場合、脂肪細胞は水風船のように割れやすい性質の細胞ですから、すべて壊れて溶けてしまい、イクラの粒が破れて壊れてしまうように脂肪細胞はどんどん死んでいってしまいます。
死んでいる脂肪細胞はどれだけ注入しても、すべてそのまま吸収されて無くなってしまいます。
脂肪移植のたいせつなポイントの一つは、脂肪細胞をできる限り多く吸引して生きたまま注入する必要があるため、シンプルな脂肪吸引方法で取り行うことが大切です。
豊胸の脂肪移植で不純物を取り除く大切さ
脂肪移植で注意すべきことの2つ目として、採取した脂肪には不純物が含まれてしまっているため、
脂肪細胞から不純物を取り除くことが大切
になります。
脂肪吸引で吸い取られた脂肪の中には、血液や体液、痛み止めの麻酔薬などいくつかの不純物が含まれております。
脂肪移植をうまくいかせるには純粋な脂肪細胞だけを注入しなければ、注入後に脂肪は溶けてしまい定着率は低下してしまいます。
吸引した脂肪のなかに含まれる不純物である血液や体液、麻酔約などは、注入した直後はバストを大きく見せることに影響しますが、これらが溶けてなくなってしまうと胸はすぐに縮んで小さくなってしまいます。
不純物の除去方法でもっとも最適なのは遠心分離による除去方法です。
イメージ的には洗濯機での脱水処理にとてもよく似ています。
脂肪細胞を高速でまわすと遠心力で脂肪と不純物は分離されますから、分離された不純物はすべて破棄して、生きた純度の高い脂肪だけを胸に注入するようにします。
豊胸脂肪移植の注入方法での大切なこと
ここまでご紹介させていただいた過程で、生きたままの脂肪組織を採取して不純物を取り除くまでをご説明させていただきました。
最後に大切なことになるのが、採取した脂肪細胞の注入方法になります。
脂肪細胞はひとつひとつが個別に生きています。
どのような状態で生きているかと言えば、酵素と栄養を摂取して生きています。
脂肪吸引前の脂肪細胞は、ひとつひとつが血管とつながり血液から酵素や栄養素を摂取して生きています。
しかし吸引によって脂肪細胞は血管とのつながりを断たれてしまい、栄養素や酵素が得られない状態になってしまいます。
脂肪細胞は吸引によってライフラインを失くしてしまうため、時間が経つと死んでしまうわけです。
ですので、脂肪細胞が死んでしまわないように、あわせて酵素や栄養素がきちんといきわたるように採取した脂肪を適した方法で注入する必要があります。
たとえばここで、局所大量注入のように一か所にいっぺんに大量に注入してしまうと、脂肪細胞の中心まで栄養素や酵素が届かなくなってしまうため、多くの脂肪細胞は死んでしまいます。
身近な例でいうと、満員列車で人がぎゅうぎゅうに詰まった状態を想像いただくとイメージしやすいかもしれません。
車内の中央部で押しつぶされそうになっている人は、酸素が薄くなったり蒸し暑くあっぱくされたりして、気分が悪くなりやすく呼吸困難になる場合すらあります。
一気に注入された脂肪細胞もかたまりとなって栄養や酵素が届かない状態で圧迫され続けていると、たくさんの脂肪細胞は死んでしまいます。
死んだ細胞は分解されて溶けてしまったりしますが、最悪の場合にはかたまりのまま脂肪腫瘍となり、しこりの原因となってしまうケースもございます。
これらのリスクを防ぐためには脂肪細胞は一気にまとめて注入せずに、できるだけまんべんなく酵素や栄養素がいきわたるように分散して細かく散りばめる必要があります。
散りばめられ分散して注入されることで、脂肪細胞の多くは酵素や栄養素を受け取ることができるので、より多くの脂肪細胞が生きたまま移植されることができるようになります。
豊胸脂肪移植に関するまとめ
今回は脂肪移植による豊胸手術において、手術過程ごとに大切なことや注意すべきポイントについてご紹介させていただきました。
これらのたいせつなポイントを抑えておかないと、注入後の脂肪細胞の定着率が低下するどころか、合併症を引き起こすリスクが高まります。
脂肪移植による豊胸施術のおおきな特長は、自分自身の体細胞を使用することで見た目のかたちや手ざわりの感触もナチュラルな仕上がりになりやすく、長い間に起こりやすいリスクやメンテナンスなどに悩む必要がない手術方法と言えるでしょう。
とはいえ、手術自体は慎重かつ丁寧な移植手術をすることが大切です。
だからこそ、脂肪移植手術に関して大切なポイントについて十分な理解や認識がある医師とそうでない医師とでは、術後の結果に大きな差が生じてしまいます。
当ルーチェクリニックにおきましては、脂肪の研究をしっかり行っている医師が脂肪吸引や移植の手術をきちんと対応させていただいております。
あわせて、豊胸脂肪移植に関する知識や知見などは常に共有し情報をアップデートしながらバストの脂肪移植を研究し、より効果的な脂肪移植による豊胸手術を日々ご提供させていただいております。
もしあなたが脂肪移植による豊胸をお考えでしたら、今回ご紹介させていただいた吸引や注入時のたいせつな知識もご検証いただいたうえで、ぜひ脂肪豊胸を専門的にご対応させていただいているルーチェクリニックにご相談いただけましたらと存じます。
担当医師
略歴
- 2006年
- 大阪市立大学医学部卒
- 2006年
- 沖縄県立中部病院 初期研修
- 2008年
- 東京大学附属病院形成外科美容外科
- 2014年
- 東京大学大学院医学系研究科形成外科講座 博士課程修了
資格
- 日本形成外科学会正会員
- 日本再生医療学会正会員
略歴
- 2006年
- 岡山大学医学部医学科卒業
- 2008年
- 広島市立広島市民病院 初期臨床研修修了
- 2012年
- 湘南鎌倉総合病院外科(SSA)
- 2014年
- 杏林大学医学部 形成外科
- 2016年
- 東京大学医学部 形成外科
- 2017年
- 国保旭中央病院 形成外科医長
- 2019年
- ルーチェクリニック銀座院
資格
- 2014年
- 日本外科学会専門医取得
- 2019年
- 日本形成外科学会専門医
所属学会
- 日本外科学会
- 日本臨床外科学会
- 日本形成外科学会
- 日本頭蓋顎顔面外科学会
記事監修医師
このページは20代の大陰唇ヒアルロン酸注射についての美容医療に関わる専門的な内容になっています。
そのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、日本形成外科学会(JSPRS)専門医、日本美容外科学会(JSAPS)正会員を有するルーチェクリニック医師陣が監修し制作しております。
記事総監修医師:加藤晴之輔
総院長略歴
- 岐阜大学医学部卒
- 東京大学大学院医学博士
- ルーチェクリニック 総院長
- 自治医科大学形成外科非常勤講師
代表的な資格
- 日本形成外科学会専門医 専門医一覧
- 日本美容外科学会正会員 名医を探そう
- 日本美容外科学会評議員 評議員一覧
- 国際美容外科学会正会員 Find a surgeon
- 日本再生医療学会会員
- アメリカ形成外科学会正会員
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