デリケートな部分である女性器の形を整え、
理想の形に導く手術として「婦人科形成」があります。
しかし、「自分の理想の形にするための施術」でありながら、
逆に婦人科形成によって形が崩れたり、また形が崩れないまでも
理想の形にならなかったりといったトラブルもあります。
このような、「婦人科形成の失敗」は、
どのようにして防げばよいのでしょうか。
また、婦人科形成が失敗した場合、どうすればよいのでしょうか。
「婦人科形成に失敗したときに見られる症状」と、
その予防策・解決策を紹介していきます。
婦人科形成手術の症例写真はこちらです。↓
☆婦人科手術(デリケートゾーンの治療)のyoutubeはこちら☆↓
婦人科形成に失敗した場合どうなるのか
「婦人科形成」と一口に言っても、その種類はさまざまです。
そして手術の種類によって、
どのような失敗になるかも変わってきます。
ここではまず、「婦人科形成が失敗するとどんな状態になるか」
について紹介していきます。
1.きちんと形が整えられなかった
「小陰唇縮小手術」は、婦人科形成のなかでもメジャーな手術です。
小陰唇の大きさが左右非対称であったり、
また小陰唇が大きすぎたりする場合の改善策として
提示されるものですが、
この手術を受けてからも、
左右差が残る(あるいは左右差が生じる)場合があります。
また、でこぼこしてしまったり、
形が歪んでしまったりといった失敗もあります。
2.術後に痛みが生じた
婦人科形成は、メスや注射を使って施術をしていくことになります。
麻酔を使いますが、
やはり麻酔が切れた後は多少の痛みが生じる可能性もあります
(もっともこの「術後の痛み」は薬で軽減することはできます)。
ただ、婦人科形成の施術のひとつである
「膣縮小手術」を受けた場合、
「性交時に痛みが出る」というケースもあります。
これは婦人科形成の失敗といえるものです。
もともと膣縮小手術は、膣にヒアルロン酸などを入れるなどして、
膣の形を整えるやり方です。しかし入り口を狭くしすぎた場合、
性交痛が生じる可能性があるのです。
3.手術をしたのに、感度が変わらない
膣縮小手術は、多くの場合、性交時の感度を上げるために行われます。
手術を受けたことによって性交痛が出るのも問題ですが、
「手術を受けても感度が変わらない」「引き締め力が弱いままである」
という場合もあります。
膣縮小術を行う過程で、
その周囲の神経を傷つけてしまったことが原因だと思われます。
4.手術後、痛みがひどくて日常生活が困難である
「クリトリス包茎手術」を行ったときにみられる失敗です。
女性のクリトリスは、もともと皮に覆われています。
女性のクリトリスは男性の亀頭と同じように
性的刺激を感じ取る部位ですが、
女性のそれは男性のそれに比べてずっと敏感です。
そのため、刺激から体を守るためにも皮が必要なのです。
皮を切除することにより性的な刺激を受けやすい状態を
つくることができます。
しかし皮を切除しすぎた場合、
下着などに接触するたびに痛みが出ることになります。
時間の経過によって改善することもありますが、
痛みが続くようならば、なんらかの対応が必要となります。
婦人科形成の失敗がみられた場合はどうすればよいか
このような「失敗」があった場合、
再手術などで対応していくこととなります。
その対応方法は、ケースによって異なります。
1.きちんと形が整えられなかった
切開がうまくいかなかったり、縫合が丁寧でなかったり、
施術者が未熟だったりする場合に起こるものです。
他のクリニックなどで、十分にカウンセリングが
行えていなかったり、イメージの共有ができなかったときに
起こることがあります。
日常生活に支障がなければ様子を見みてよいですが、
形がどうしても気になる場合は
再手術を検討する必要があります。
2.術後に痛みが生じた
多くの場合、痛みは消えていきます。
特に手術直後は腫れやむくみ、傷口があるため、
少しの刺激でも痛みとして感じることがあります。
これは時間と共になくなっていきます。
時間が経過しても痛みが強くなる、
変わらない、などがある場合は
治療をしてもらった先生に相談しましょう。
3.手術をしたのに、感度が変わらない
小陰唇縮小の手術後に劇的に感度が変わることはありません。
不快感がなくなる等の結果
感度が改善されます。
膣引き締めを目的としたトレーニングを行うことで
さらに相乗効果が期待できます。
積極的に感度を高めたい方は、
- 膣ヒアルロン酸注射
- 膣脂肪注入
- 名器形成
などを検討してみましょう。
4.手術後、痛みがひどくて日常生活が困難である
「ある程度時間が経っても、痛みが改善しない」
という場合はまずは医師に相談してください。
出血の継続や、ばい菌がついて傷口が化膿している
可能性があります。
飲み薬や塗り薬でリカバリーできることも多いので、
治療をうけたクリニックや先生に早めに相談しましょう。
まずは心掛けたい「失敗しないための医者選び」
一度手術に失敗してしまった場合、
再手術に踏み切るのはなかなか勇気がいることです。
「もう一度手術をしてもらって、さらに失敗したらどうしよう」
などのように悩む人もいるでしょう。
一度手術をした場合、
「手術前の状態とまったく同じ状態に戻すこと」は極めて困難ですし、
恐怖感もあることでしょう。
そのため、まずは「失敗しないための医者選び」
が非常に重要になってきます。
1.経験豊富で信頼のできる医師とクリニックを選ぶ
医師になって間もない人=良くない医師とも言えませんし、
長く医師を続けている人=良い医師とも言い切ることはできません。
ただ、経験がある医師の方が安心して任せやすいのはたしかです。
また、そのクリニックの評判も事前に調べておくことをおすすめします。
2.丁寧にカウンセリングをしてくれるかどうかを見る
婦人科形成の手術は、非常にデリケートなものです。
部位的にもメンタル的にもとても繊細な部位ですから、
不安を残した状態で施術に臨むことはおすすめできません。
しっかりとカウンセリングを行うクリニックを探し、
時間をかけて、自分の悩みを打ち明けてください。
また、不明点があれば何でも聞くようにしてください。
このようなカウンセリングにしっかり向き合う病院を選ぶべきです。
3.ビフォーアフター症例写真をたくさん出しているクリニック
クリニックによって、ビフォーアフターの症例写真を
出しているところと、出していないところがあります。
ビフォーアフターがないと、治療効果をイメージしにくいと思います。
どのような結果になるか、写真があるとわかりやすいですよね。
また、症例写真がたくさんあれば、たくさん治療を行っているので
経験が多いことを意味しますし、
失敗のリスクも低いと予想できます。
また、デリケートゾーンは個人個人で大きくちがいますから、
いろいろなビフォーの写真があれば、
自分に近い写真を探してイメージを近づけることができます。
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婦人科形成統括医師・著者医師
略歴
2005年 筑波大学医学部卒業
2007年 東京大学形成外科
2014年 日本医科大学形成外科 助教
2017年 日本医科大学形成外科 講師
2019年 ルーチェクリニック銀座院
資格
東京大学大学院医学博士
日本形成外科学会専門医
日本創傷治癒学会 評議員
日本創傷外科学会 学会誌編集委員
担当医師
佐野 仁美
堀口 舞
記事監修
このページは医療に関わる専門的な内容になっています。
そのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、
日本形成外科学会(JSPRS)専門医、
日本美容外科学会(JSAPS)正会員を
有するルーチェクリニック医師陣が監修し制作しております。
記事総監修医師:加藤晴之輔
総院長略歴
- 岐阜大学医学部卒
- 東京大学大学院医学博士
- 医療法人社団光美会 理事長
- ルーチェクリニック 総院長
- 自治医科大学形成外科非常勤講師
代表的な資格
- 日本形成外科学会専門医 専門医一覧
- 日本美容外科学会正会員 名医を探そう
- 日本美容外科学会評議員 評議員一覧
- 国際美容外科学会正会員 Find a surgeon
- 日本再生医療学会会員
- アメリカ形成外科学会正会員
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