クマを消す整形とは?のポイント
- クマを消す手術は整形手術というより、アンチエイジング手術
- 脱脂術とコンデンスリッチ脂肪注入が代表的な治療
- ほとんどのクマは脱脂術とコンデンスリッチ脂肪注入の組み合わせが適応
クマを消す整形とは?
クマを消す方法には様々な治療法があります。
理由はクマには様々な種類があるからです。
代表的には黒クマ、青クマ、茶くま、赤クマの4種類です。
多くの方は、この4種類のクマが
通常は混在した状態になっています。
その中でも 手術が必要となるものは黒クマです。
黒クマは眼窩脂肪と言って
目の奥にある脂肪が突出してしまう膨らみと、
脂肪の突出のすぐ下のくぼみが
かさなって、凹凸ができてしまうクマです。
凹凸のせいで影ができてしまい、
影クマとも呼ばれます。
これを治す手術が脱脂術、
もしくは脱脂術とコンデンスリッチ脂肪注入を
組み合わせた治療法になります。
どちらの手術も本来顔の形は変わりません。
顔の印象も変わりません。
目元を二重に瞼にする、
鼻を高くするといったような、
顔の形が大きく変わり印象が変わる
治療ではありません。
アンチエイジングの治療になります。
この目の下のクマを消す脱脂術と
コンデンスリッチ脂肪注入について
それぞれ解説していきますね。
クマを消す整形手術① 脱脂術
脱脂術とは、脂肪を出させる手術という意味です。
目元をよく見てみてください。
脂肪の膨らみがありませんか?
膨らんでるところがありませんか?
これは眼窩脂肪という目の奥の脂肪の先端が
突出してる状態なのです。
さわってみると柔らかいですし、
押すと平らになります。
しかし指を離すと皮膚の緊張に打ち勝って
前に飛び出してしまいます。
この膨らみを取るには脂肪を取り除くしかありません。
取り除く方法はまぶたの裏側を切開し、
そこから脂肪を引きずり出します。
局所麻酔をしているので痛みは全くありません。
手術は30分程度で終わります。
まぶたの裏を切開する、想像するだけで
怖い感じがしますが、
わざわざこのようなややこしいところから
切開をするのは傷が皮膚の表面につかないからです。
また粘膜部分は傷が治りやすいからです。
脂肪を取ることによって、
下のふくらみが取れたら平らになります。
しかし手術なのでダウンタイムがあります。
ダウンタイムは腫れと内出血です。
腫れは2、3日程度、
内出血がもし出た場合、5日から1週間程度と考えてください。
内出血、腫れを最小限に抑えるために
テープを貼って圧迫すると良いです。
またルーチェクリニックでは、
腫れ予防セットや内出血予防セットのお薬や点滴があり、
これらをすることによって
ダウンタイムを短くすることができます。
30分程度で終わる簡単な手術ですから、
その手術一回で2、30年程度治療効果が持続します。
生まれつきクマのあるような骨格による原因の方でも
クマを消すことができます。
鏡を見て目元の脂肪膨らみがある場合は
脂肪なんだなと考えて、脱脂術を検討してみてください。
クマを消す整形手術②コンデンスリッチ脂肪注入
クマを消す手術もう一つの方法は脂肪注入です。
脂肪注入にもいくつかの種類があるわけですが、
その中で定着率も高く、効果が高い方法が
コンデンスリッチ脂肪注入です。
コンデンスリッチ脂肪注入とは
吸引した脂肪をそのまま注入するのではなく、
麻酔液や体液などを遠心分離によって
不純物を取り除き、
濃縮した脂肪を注入する方法です。
こうすることによって
通常の脂肪注入よりもはるかに定着率が高まります。
なぜ脂肪注入が必要かと言うと
目の下がくぼんでるからです。
鏡でよーく根元を見てみると、
まず膨らみが 目に飛び込んでくるので
膨らんでいることが原因かな、と思ってしまいますが、
そのすぐ下を見ていると、
くぼみが実はあるのです。
ほとんどの方が
上が膨らみ、下がくぼんでいる、
ということが同時におきています。
くぼみができる原因は、
皮下脂肪という浅い層によるものです。
この脂肪層が老化現象とともに減ってしまう、
もしくは生まれつき少ないために
くぼみとなってしまうわけです。
このくぼんでいる部分に自分の脂肪を注入することで、
くぼみを平らにすることができます。
脱脂術で取れた脂肪を入れる方法もありますが、
この方法ではくぼみを埋めるほど十分な脂肪が取れません。
くぼみを治すための脂肪が足りないのです。
なので体の他の部位から脂肪を採取してきます。
脂肪採取する場合はお腹や腰、二の腕、
いらないところから取ることができます。
定着した脂肪は半永久で効果が持続しますから
ヒアルロン酸やその他の治療のように
何度も注射しなければいけないということはありません。
一見、手術で怖いと思いますが
その効果は長いので、
結果的にコスパが良い治療と言えます。
コンデンスリッチ脂肪注入も
終了時間は30分程度で終わる簡単な手術です。
リスクとしては脱脂術と同じで
腫れと内出血がありますが、
脂肪注入の場合は切開しないで
注射のみなので、ダウンタイムは更に短くてすみます。
脱脂術とコンデンスリッチ脂肪注入の組み合わせが最強
ふくらみは眼窩脂肪の突出、
くぼみは皮下脂肪の減少の
合併で黒クマはできてしまいます。
なので多くの場合、脱脂術のみより、
脂肪注入を同時に行った方が結果が良いです。
分けて行うこともできますが、
ダウンタイムも2回も我慢するなら
一回で終わらせたほうがいいという方も多いです。
目元のクマ気になる場合、
組み合わせの治療を
まず最初に検討した方が良いです。
クマを消す整形のまとめ
クマを消す手術方法は
脱脂術とコンデンスリッチ脂肪注入です。
これらの手術は顔の形を変える整形手術ではなく、
疲れ顔、寝不足がを治す、目元を若々しくする
アンチエイジングの治療です。
どちらも安全で、即効果のでる治療ですので、
目元が気になる方は是非ご検討ください、
記事著者
このページは医療に関わる専門的な内容になっていますそのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、
日本形成外科学会(JSPRS)専門医、日本美容外科学会(JSAPS)正会員を有するルーチェクリニック医師陣が監修・著者をし制作しております。
記事著者医師:加藤晴之輔
総院長略歴
- 岐阜大学医学部卒
- 東京大学大学院医学博士
- 医療法人社団光美会 理事長
- ルーチェクリニック 総院長
- 自治医科大学形成外科非常勤講師
代表的な資格
- 日本形成外科学会専門医 専門医一覧
- 日本美容外科学会正会員 名医を探そう
- 日本美容外科学会評議員 評議員一覧
- 国際美容外科学会正会員 Find a surgeon
- 日本再生医療学会会員
- アメリカ形成外科学会正会員
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