婦人科形成術でメインとなる小陰唇縮小術では
同時に副皮除去を行うことがよくあります。
この副皮切除は必要なものなのでしょうか
そこ詳しく解説していきますね。
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副皮とは
副皮とは小陰唇と大陰唇の間にあるヒダのことです。
少しわかりにくいですが小陰唇よりも外側で大陰唇よりも
内側にあります。
先端の方で小陰唇とつながっています。
個人差がかなりあり、両方ある人もいれば
右の方だけ大きかったり、左の方だけ小さかったり
また副皮が片方にしかないという方もいるし
2重、3重に重なっている方もいます。
また左の方だけが厚みがあるや右の方だけ薄い
そういった厚みの差もあります。
一般的に小陰唇が大きいため副皮が
隠れてしまって目立たないケースもあります。
副皮があると起こる症状
副皮必ず切除しなければいけないというものではありません。
しかしこの副皮が大きかったり副皮が目立つような状態にあると
副皮のヒダの間に垢がたまって
臭いの原因となってしまうこともあります。
副皮を切除した方が良い場合
副皮を切除した場合は方が良い場合は大きく二つあります。
小陰唇を切除した時に逆に目立ってしまう場合、
副皮が大きく垢がたまってしまい
臭いの原因となってしまう場合の二つです。
一点目についてですが小陰唇縮小術を行う場合、
同時に副皮除去することが多いです。
この理由は小陰唇を切除すると副皮がかえって目立ち、
くっついた感じになって
きれいな小陰唇にならないことが多いからです。
1番目に目立つ大きな小陰唇を取ると
2番目にあった副皮が逆に目立ってしまうという状況になります。
トータルのバランスで綺麗で自然な小さな小陰唇になるには、
二番目に目立ってしまう副皮を除去した方が
より綺麗になります。
また副皮はクリトリスの近くで一層のヒダであることもあれば
二重三重に重なっていることもあるので
クリトリスの周囲だけ厚みががあるように
見えてしまうこともあります。
なので副皮のボリュームを少なくしてあげて
ヒダの数も減らすことで
よりすっきりとしてきれいな小陰唇になります。
このように小陰唇手術をだけを行ってしまうと
かえって副皮が目立ってしまうという時に、
副皮除去の適用となるわけです。
もう一点は副皮がある時に
何重にも副皮が重なってしまっていると
垢がたまってしまい臭いの原因となってしまいます。
またこの垢によってばい菌が繁殖し
膀胱炎などの感染症につながってしまうこともあるので
清潔を維持するという目的でも
副皮を除去する必要があります。
副皮除去で失敗しないポイント
副皮除去はとても繊細な手術になります。
そもそもデリケートゾーンの治療となり
近くにクリトリスなど大事な器官があるために
繊細な手技が要求されます。
また小陰唇を取った後にかえって
目立ってしまうというところもあり
トータルのバランスが良くなるように注意しなければなりません。
たんに副皮だけ取るというわけではなく、
小陰唇を切除すると同時に、
取った後の状態が
より自然になるように副皮の取る量を決めないといけません。
最終的な仕上がりが自然になる程度の副皮切除になるには
経験が豊富である必要があります。
また大きなポイントの一つとして
ボンドアウト法の使用をお勧めします。
ボンドアウト法とは、通常糸で縫って傷を縫合しますが
表面を糸で縫わないで
医療用のボンドで傷口を寄せるという方法です。
医療用のボンドを使用することで
糸で縫うよりも傷口が綺麗になります。
そしてボンドで傷口の表面が全体的にコーティングされるため
傷口がシャワーでしみたり
また歩く座るなどの動作の時に下着やナプキンで擦れて
違和感や痛みが出るということが少なくなり、
手術後の過ごし方が快適になります。
ボンドアウト法は医療用のボンドを用いて
傷がより自然で綺麗になるルーチェクリニックオリジナルの方法です。
副皮切除の際に失敗しないように
ボンドアウト法を同時に行い
丁寧な手術を行うことがベストと言えますね。
副皮除去後のアフターケア
副皮除去した後のアフターケアは小陰唇縮小術と同じです。
手術直後圧迫を行い血がにじまないようにします。
また腫れも最小限に抑えることができます。
圧迫ができる着圧のストッキングを履いてご自宅に帰っていただき、
お家でもタオルやハンカチなどをデリケートゾーンの下に
入れて座って過ごすなどをして圧迫すると良いでしょう。
一週間程度は湯船に浸かる、お酒を飲む、辛いものを食べるなど
血行が良くなることを控えましょう。
激しい運動も一週間程度控えてください。
性交渉は2週間から1ヶ月程度は控えた方が良いですね。
副皮除去は必要なの?まとめ
副皮除去が必要かどうかは個人個人によって差があります。
多くの場合、小陰唇縮小術と同時に行うことが多いです。
小陰唇縮小術と副皮を同時に取ることによって
トータルのバランスが美しくなり
見た目にも綺麗なデリケートゾーンになりますので
本当に必要かどうかというところを
手術をしてもらう先生にしっかりと相談しましょうね。
婦人科形成統括医師・著者医師
略歴
2005年 筑波大学医学部卒業
2007年 東京大学形成外科
2014年 日本医科大学形成外科 助教
2017年 日本医科大学形成外科 講師
2019年 ルーチェクリニック銀座院
資格
東京大学大学院医学博士
日本形成外科学会専門医
日本創傷治癒学会 評議員
日本創傷外科学会 学会誌編集委員
担当医師
佐野 仁美
堀口 舞
山口 華央
記事監修
このページは医療に関わる専門的な内容になっています。
そのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、
日本形成外科学会(JSPRS)専門医、
日本美容外科学会(JSAPS)正会員を
有するルーチェクリニック医師陣が監修し制作しております。
記事総監修医師:加藤晴之輔
総院長略歴
- 岐阜大学医学部卒
- 東京大学大学院医学博士
- 医療法人社団光美会 理事長
- ルーチェクリニック 総院長
- 自治医科大学形成外科非常勤講師
代表的な資格
- 日本形成外科学会専門医 専門医一覧
- 日本美容外科学会正会員 名医を探そう
- 日本美容外科学会評議員 評議員一覧
- 国際美容外科学会正会員 Find a surgeon
- 日本再生医療学会会員
- アメリカ形成外科学会正会員
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